PCデータのバックアップは必須である。最近のMacはOSXになってからシステム全体がクラッシュすることがなくなったが、やはりOSのマイナーアップデート時のトラブルやHDDがいつ逝くかわからないので定期的にバックアップを行っている。

以前はOSのみを外付けHDDにバックアップしてアプリや保管データはDVD-RAMに書き込んでいたが、動画編集を行うようになってから4.7GBのDVD-RAMに保管データを保存するのは容量的にも書き込み時間にもムリがでてきた。仕方ないので新たに外付けHDDを追加して保管データも外付けHDDにバックアップするように変更した。やはりというかDVD-RAMに書き込む(×5倍速)よりも遥かに早く容量を気にせずに保存できるので快適である。

バックアップの構成は2台の外付けHDD。メインの1台はWesternDigitalのMy Book Studio 1TBを、現Mac OS用と旧Mac OS用×2に保管データ用の4パーテーションで構成しFireWire 800でMac miniと接続。さらにこの保管データ用ボリュームのバックアップにはCREMAXのICY DOCKにSeagate Barracuda 7200.12 500MB(7,200rpm 1プラッタ)を入れてFireWire 800→FireWire 400でデイジー接続をしている。現在はこの構成でMac OSと保管データをバックアップしている。
旧Mac OS用に2パーテションとってあるのは、1つはマイナーアップデート時の旧OS保管用と、もう1つは旧OSでしか使えないアプリ用OSの保管用で現在はMac OS 10.5.8を保管している。

バックアップソフトは定番のCarbon Copy Cloner(カーボン コピー クローナー)を使用。このCarbon Copy Clonerは外付けHDDからブート可能なMac OSの起動ボリュームを複製することができ、バックアップシステムへの同期機能もあるので定期的なバックアップが簡単に行える。
Time Machineを使用していないのは、大きいHDDの容量が必要なことと時系列データから取り出すことがないと考えているから。大きなトラブルがあった時にはOSとアプリケーションを再インストールして、初期設定や必要なデータのみを移行させてスッキりさせてしまう考えなので単純なバックアップシステムで十分。

My Book Studioはアルミ筐体に見えるがプラスチックにシルバーの塗装のわりには質感はよい。またFireWire 800の転送速度はかなり高速である。USB 2.0のものは安いのだが実測転送速度はFireWire 400よりも遅いので使う気がしない。またMy Book Studioはファンレス仕様でHDDは5,400rpmらしいのでかなり静かである。
ICY DOCKはオールアルミ筐体のファンレス仕様でリムーバブルトレイ式(カートリッジ式)のHDDケース。HDDをトレイに固定してカートリッジのように出し入れができるので、いくつもカートリッジがあれば複数のHDDを簡単に入れ替えができる。1つしかもってないけども。。。

バックアップシステム構成図
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Carbon Copy Cloner設定画面
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WesternDigital My Book Studio 1TB 5,400rpm HDDでもFireWire 800なので早い
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CREMAX ICY DOCK with Seagate Barracuda 7200.12 500MB
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カートリッジ式なので取り外しが簡単
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Mac mini with MHZ2120BH G1(内蔵2.5inch HDD SATA)のベンチテスト
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WesternDigital My Book Studio 1TB(FireWire 800)のベンチテスト
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ICY DOCK with Seagate Barracuda 7200.12 500MB(FireWire 400)のベンチテスト
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