先週末は初めて茨城県に遠征してきました。
走ってきたのは、つくばりんりんロード(正式名称は茨城県道501号桜川土浦自転車道線)。筑波鉄道の廃線跡地を活用して整備されたサイクリングロードで、桜川市と土浦市を結ぶ全長約40kmの大規模自転車道なのです。
今回は、このつくばりんりんロードで真壁町まで走って、名物の「すいとん」を食べようって魂胆なのですが、土浦市から真壁町までは往復60km。うーむ。結構な距離になるので、コースの途中にある藤沢休憩所からスタートすることに。ここからだと往復45km程度になります。←ヘタレ
この藤沢休憩所には駐車場が併設されているのですが、台数は7台分しかありません。なので早め行かねばと思い8時ごろに到着。すでに2台が使用されていました。かつて電車が走っていた時のホームを整備した休憩所なので、なんか懐かしいような不思議な雰囲気があります。
りんりんロードの道幅は5m程度で路面も綺麗に整備されているので、とても走り易いですね。もと鉄道なので起伏もカーブも少ないのですが、一般道と平面交差する場所が多く、標識のポールが立っています。ほとんどが見渡しのよい場所で農道との交差なのですが、たまに大通りと交差するので、通過には注意が必要です。
コースの周囲は、右を見ても左を見ても田んぼ。田園風景がこれでもかってぐらい広がっています。この景色がほぼずっと続いているのですから相当なもんです。田んぼ好きにはたまらない景色なのですが、ひたすらに続くと変化がなく、ありがたみが無くなるような。。。
しばらく進むと筑波山のお目見えです。
最初は正面右側に、進むにつれて正面から右側面に近づいてきます。筑波山を眺めながら進むと、気がつけば筑波休憩所に到着。あらら、実は少し手前から「つくば道」に入って、神郡集落を見に行くつもりだったのに休憩所についてしまいました。。。
時間は9時半。このまま真壁まで行ってしまうと早く到着してしまうし、戻るのも悔しい。。。ならば、ここから筑波山を登って神郡集落に逆アプローチ!これで完璧と思えたのですが。。。。
ハイ、筑波山ですから坂道です。しかもハンパない豪快な坂道です。地図で見ると意外に近いんじゃないかと思ったのが失敗。途中県道139号に入るのですが、いつの間にか筑波山神社入口の鳥居が。。。もしかして登り切ってる?
激坂を休みながらゆっくりと登ってきたのにも関わらず、途中に県道らしき道の分岐を見かけた記憶がありません。仕方ないので地図とにらめっこして、ゆっくりと坂を戻ります。すると県道139号を発見。しかし、これが県道入口とは到底思えないような、ちょっとした脇道です。せめて入口に標識があってもよいと思うのですが。。。
ここからが「つくば道」(正確には逆走しているので、「ここまで」という表現が正解かな)。つくば市北条から筑波山神社まで続く、日本の道100選に選出されている筑波山への参道です。少し進むと右に曲がって急な下り坂。坂を下ると筑波山神社の一の鳥居があり、この鳥居から上が神域になっているそうです。逆アプローチしているので、写真は進行方向と逆からの撮影です。
さらに先に進むと臼井集落のつくば道。筑波山に向かってまっすぐな道が印象的です。そして神郡集落に。
神郡集落は、昔ながらの町並みの風景が残っている場所なのですが、思ったほど古い家が多くあるわけではないようです。古い民家以外にも見どころはあるのですが、先を急ぐことにします。
北条市内を抜けて、つくばりんりんロードに戻ります。2回目の筑波休憩所を越えてしばらく進むと、サイクリングロードは一部県道41号沿いの歩道を進むことになり、またサイクリングロードに入ります。
途中、道が上下にジグザグしている変な場所があるのですが、何なんでしょうか?鉄道時代の名残とは到底思えませんし、スピード抑制ポイントなんでしょうかねぇ。。。
真壁に近づくにつれて田園風景から、少し街っぽい景色に変ってきます。そして真壁休憩所に到着!
今回の目的地である真壁町は、歴史ある古い建物が残っていて、国の登録有形文化財建造物は100を超えるそうです。この真壁町は真壁城の城下町として栄えた場所で、通りの道幅は江戸時代から変っていないそうです。
ただ、残念なのは2年前の東北地方太平洋沖地震で、古い建物の一部が崩壊してしまっています。瓦のサイズが現代のものと異なるため、修復に時間がかかっているそうです。
町は閑散としていたのですが、シャッター商店街のように閉じている訳ではないので、それなりに観光客が来ているんでしょうか。
ではお昼です。真壁町は「すいとん」を名物に町おこしをしています。ならば「すいとん」でしょ。町で「すいとん」を食べさせるお店は10店ほど。その中から選んだのは、割烹 二葉の粋(すい)とん。
割烹らしく上品な粋とんで、お椀の中に大きいかぶが、まるまる一個入っています。これにじゃこ飯と煮物と漬け物がセット。粋とんのお椀がすごく重たくて重厚感があり、味も繊細な味付けです。かぶもダシが染込んでいて、箸で簡単に切れるほど柔らかです。うーっむ。割烹らしくすごく美味しい粋とんで旨い!
お昼を食べたら、あとは寄り道もせず来た道を筑波山を見ながら戻るだけ。帰りは意外に早く藤沢休憩所まで戻ることができました。
今回の走行距離は68km。往復45kmのはずだったのが、筑波山を登って神郡集落を廻ったせいで、意外に走ってますね。
りんりんロードは真壁休憩所の近くまで田園風景がずっと続くのですが、景色が単調で少し物足りないかも。
今回は筑波山を登ったので変化があったのですが、りんりんロードを移動しながら途中にある観光?スポットを巡るほうが楽しいような気がします。まぁ、起伏もなく田園風景の中をのんびり走るには、とっても良いサイクリングロードでした。
本日のコース
より大きな地図で つくばりんりんロードで真壁町まで を表示
今回、行かれた茨城県の「真壁町、神郡」ですが最初、何て読むのかわかりませんでした(*_*)
ググるのが好きな為、調べてみたところ色々と勉強になりました!
Hassyさんの写真に写った医薬門のある建物はこの神郡地区の特徴とか。
茅葺きの建物も良いですね〜。
それにしても、美味しそうな昼食ですね…煮物が品よく盛付けられていて、すいとんのかぶも美味しそうです。
帰宅時は、自転車の点検や拭いたりしているのですか?