がま口が好きです。
財布は20年もがま口を使い続けているほど、私は年季の入ったがま口愛好者(通称ガマフェチ)なのです。

がま口の魅力。それは、まずその形。日本の伝統を受け継いだ愛らしい形が好きなんですよね。カドがなく丸っこい形はポケットからサッと取り出せるのが良いのです。

そして機能性。ファスナーやマジックテープのような煩わしさがなく、機能美のある丸い留め金をひねるだけで、簡単に開くことができる心地良さ。さらに開口部がガバっと開くので、お札や小銭が取り出しやすいんですよね。小銭とお札以外にカギを入れても余裕の収納力も魅力です。ちなみにお札は四つ折りにしないと入りませんけど。。。

ここ数年(10年以上?)は気に入ったがま口が売っていなくて、仕方なく自分で口金と皮の端切れを買ってきて自作していたのですが、最近は、がま口ブームなのか、結構ネットで見かけるようになりました。
本当は小銭の音が響かない革製のがま口が良いのですが、やはり革製だと好みのサイズが売っていませんねぇ。他に探してみると、職人が手作りする京都のがま口専門店「あやの小路」から、帆布(はんぷ)生地のがま口が売っていました。色も柄も豊富で、私は泥棒が背中に背負っている風呂敷?柄で有名な、緑色の唐草模様を購入しました。

今まで無地のがま口を使ってきたので、初めて柄のあるがま口でなのですが、和風柄のがま口は雰囲気があって良いですね。生地は8号帆布で、裏地もレーヨン素材でしっかりとした作りです。さすがMade in Japan。
革製と比べると生地が薄いので、小銭が多いとチャラチャラ音がするのが今一つですが、使い心地は良く帆布のザラっとした感触が気持ちいいですねぇ。

がま口は、一度使うとその使い易さに、他の財布には戻れなくなるほど快適なんですよ。
あっ、20年間使ってきた経験者(ガマフェチ)から一言。サイズは超定番の3.3寸(約10x10.5cm)の丸型が一番です。

あやの小路3.3寸がま口財布 8号帆布 唐草模様ミドリ
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今まで使っていた自作の革製がま口 ボロボロです
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