ここ2週間は週末の天気が悪くて走らなかったのですが、連休の初日はどうにか晴れ間が出そうなので遠征に行ってきました。
関東エリアは紅葉の真っ最中なのですが、今回は久しぶりに一枚のWeb写真で見つけた、この時期ならではの景色を見に行くことに。それは何かといいますと枯露柿(ころ柿)です。

いわゆる干し柿なんですが、この時期に甲州市塩山松里地区では甲州百匁柿(こうしゅうひゃくめ柿)が民家の軒先にすだれのように吊るされている風情のある景観を見ることができるのです。

スタート地点は中央高速の甲府南インター出口横にある「風土記の丘農産物直売所」。
とりあえず野菜とぶどうを買ってから塩山方面に出発です。枯露柿だけではつまらないので今回は付近の名所を調べてコースを組みました。

最初に向かうのは国宝大善寺。
笛吹ラインから途中脇道を走るのですが、田舎の道ってほど雰囲気がある道ではありませんね。勝沼に近づくにつれてぶどう園が増殖してきますが、特にどうということはないので一気に大善寺まで。

大善寺はぶどう寺ともいわれ、奈良時代の養老2年(718年)に創建されたと伝えられている古刹。国宝に指定されているのは本堂(薬師堂)と、その中にある厨子(ずし)。本堂は結構大きくて綺麗な反りの檜皮葺きの屋根がいいですねぇ。今の本堂は鎌倉時代の弘安9年(1286年)に再建されたものですが築730年以上にもなる関東最古の木造建築物です。
内部の写真は撮影禁止なのですが、堂内にある厨子は文明5年(1473年)武田信春により奉納されたもので大きくて立派。中にはぶどうを手にもった薬師如来像と日光、月光菩薩像が安置されているのですが、普段は写真だけで五年に一度御開帳されるそうです。
厨子の回りには国重要文化財に指定されている鎌倉時代に造られた十二神将立像と日光、月光菩薩像が並んでいるのが圧巻です。

風土記の丘農産物直売所
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笛吹ライン
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脇道を進みます
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勝沼インター付近
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大善寺 桜門(仁王門)
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参道の紅葉が綺麗
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楽堂
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国宝 大善寺本堂(薬師堂)
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お約束の御朱印
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続いて本命の枯露柿を見に行くのですが、一般家庭は別として軒下にある枯露柿が見学できる場所は限られていて、塩山駅近くの甘草屋敷と松里地区の岩波農園。とりあえず塩山駅近くの甘草屋敷に向かいます。

県道36号はのどかな道で高台を走るので景色もいいですね。ぶどう畑を抜けると塩山駅。裏から甘草屋敷へアプローチする手前で枯露柿を発見!
ここは癒しの家。雑貨屋さんなのですが、白い壁にオレンジ色の枯露柿が映えて綺麗です。初めて百匁柿を見たのですが結構大きいですね。ちなみに1匁は3.75gで百匁(375g)以上にもなる大きな柿なのです。
そして先にある甘草屋敷へ。甘草屋敷は江戸時代後期に建築された旧高野家住宅を歴史公園としている場所で、古民家の軒下に吊るされている枯露柿の風景は絵になっていいですねぇ。

続いて県道36号を北上して松里地区へ。付近の民家にも枯露柿が吊るされているので、少しだけ散策してみましたが、枯露柿の里といわれるだけあって多くの民家で見ることができます。

癒しの家の枯露柿
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甘草屋敷 旧高野家住宅
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松里地区付近にある民家の枯露柿を散策
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岩波農園に行く前に隣にある恵林寺を覗いてみることに。
恵林寺は鎌倉時代の元徳2年(1330年)に夢窓国師によって創建された古刹で、武田信玄の菩提寺として知られています。
正面入口の立派な総門(黒門)を潜ると趣のある参道。参道を抜けると鮮やか朱色の柱の四脚門(赤門)。織田信長により焼かれたあと慶長11年(1606年)に徳川家康よって再建された当時のものだそうです。国の重要文化財なのですが結構小振りですね。
四脚門を潜ると庭園が広がっていて池を越えると山門。こちらも小振りなのですが屋根の造りとか重厚で好みです。 三つの門を潜ると正面には開山堂。その奥が恵林寺本堂。本堂は明治38年に焼失して再建されたものですがかなり大きくて雄大な姿です。中を拝観したのですが石庭や池泉回遊式の築庭は風情があっていいですねぇ。

総門(黒門)
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参道
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四脚門(赤門)
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山門
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開山堂
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恵林寺 本堂
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庫裡の受付から中に入ります
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石庭
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うぐいす廊下と築庭をつなぐ橋
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池泉回遊式の築庭
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中庭
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御朱印
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お昼は恵林寺と岩波農園の間にあるお食事処 はやし。
山梨県といえばほうとうでしょ。ってことで注文したのは富士桜ほうとう。富士桜ポークの肉がこれでもかってほど入っていて超美味い!大満足のほうとうでした。

そして本日のメインイベントである岩波農園の枯露柿見学。
園内の作業をされている方に断りを入れてから枯露柿を見学させていただきました。ここも黒い屋根と白い壁に干されているオレンジ色の柿とのコントラストが綺麗です。
天日干しは11月の頭から12月初旬まで。この時期だけ見ることができる風景です。
初めてみる景色なのですが何となく懐かしいと思えるのは日本人だからなんですかねぇ。こういった景色って外人の方にはどう写るのでしょうか。

当初のコースでは最後に甲斐善光寺に行くつもりだったのですが、大善寺と恵林寺でのんびりしすぎてしまいタイムオーバー。この時期は陽が暮れるのが早いですね。
国道140号の雁坂みちから西関東道路沿いを走って、石和温泉駅の先から南下して風土記の丘農産物直売所に戻りました。

お食事処 はやし
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富士桜ほうとう
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岩波農園の枯露柿
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雁坂みちからの富士山
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脇道を走ります
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西関東道路沿い
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笛吹川
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風土記の丘農産物直売所に無事帰還
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今回は紅葉じゃなくて、チョット変った1カ月限定の枯露柿の風景を見に行ってきました。
甲府の道は普通といいますか、思ったより田舎道じゃないので雰囲気は今ひとつかな。この時期は日が暮れるのが早くて甲斐善光寺に行けなかったのが残念でした。

今回の走行距離は59km。

本日のコース