MR2のリアタイヤがツンツルテンになったので、BRIDGESTONEのPOTENZA RE-71Rに交換することにしました。
今まで履いていたのはPOTENZA RE-11。BRIDGESTONEのラインナップにRE-11/RE-11Aはかろうじて残っているのですが、225/45R16サイズは既に製造中止となっています。

現在、国産タイヤメーカーで225/45R16をラインナップしているのはBRIDGESTONEのPOTENZA RE-71R、YOKOHAMAのADVAN NEOVA AD08RとDUNLOPのDIREZZA ZⅡ STAR SPEC、TOYO TIRESのPROXES T1Rの4種類(たぶん)。
MR2は20年選手で前後異径サイズの特殊車両ですから仕方ないのですが、寂しいかぎりですね。それでもこのサイズが設定されているのはありがたいことです。

ですが、各社フラッグシップモデルの開発競争のため、サーキットメインのドライ優先タイヤになっちゃっているんですよね。別にRマークとか要らないんですけども。。。
ハイグリップタイヤではあって欲しいけども、サーキットでコンマ何秒を削るような走りはしないので、ストリート向けの高性能スポーツタイヤを造って欲しいものです。今のBRIDGESTONEのラインナップで言えばAdrenalin RE003あたりなのでしょうが、225/45R16サイズがないんですよねぇ。

RE-71Rは2015年2月に発売された各社の中でも最新のモデル。
往年のRE-71の名を復活させたPOTENZA史上最速のラジアルタイヤです。今までもPOTENZAのハイエンドモデルはサーキットタイムの短縮を命題に開発されてきましたが、RE-11は他メーカーの後塵を拝していたことから、今回のRE-71Rは今までよりもサーキットタイムを重視した開発が行われたようです。

気になるのはトレッドパターン。
2本の縦溝は変りませんがRE-11の左右非対称から対称パターンに変更され、いかにもドライ性能が高そうなパターンです。横方向の溝は太めになっているのですが排水性能はどうなんでしょうかね。ウエットグリップは向上しているそうですが雨の高速とか少し不安です。
センター溝の深さは6mm。RE-11に比べて1mmほど浅くコンパウンドが柔らかくなっているのでタイヤ寿命はかなり短そう。。。
ちなみに交換記録を見てみるとRE-11のリアタイヤは30,000kmも走ったことになります。遠征のための高速走行が多いとはいえ、ハイエンドモデルとしての寿命はかなり優秀でした。

今回はリアタイヤだけの交換なので4輪トータルの性能評価はできないのですが、ロードノイズはRE-11との違いは感じませんね。トレッドパターンからするとうるさくなると思ったのですが意外に静かです。
グリップはつんつるてんのRE-11からの交換なので比較評価が難しいのですが、アクセルに対するトラクションのかかりが良いのが第一印象。絶対的なグリップと接地性の高さを感じます。
あまり攻め込んではいないのですが、横方向のグリップが高くてコーナーの立ち上がりで早めにアクセルを踏んでもしっかり前に出るような感じかな。横方向と前方向のグリップバランスが良くなったと思います。
これは15%の接地面積アップと新しいハイグリップコンパウンドの効果なんでしょうかね。路面に吸い付くような感じがあってチョットSタイヤっぽいかも。

ショルダー部分はRE-11の切り立ったスクエア形状とは異なり、サイドウォールまで回り込んだラウンド形状になっています。
サイドウォール部の剛性もRE-11よりも高くなっているようですが、荷重の高いリアタイヤではそれほどタイヤの硬さは感じなく、突き上げがキツイこともありません。

今回はリアタイヤのみの交換ですが、RE-11と比べて快適性はそれほど落ちておらず、一段上のグリップの高さを感じるので4輪交換後のバランス性能がどうなのか気になりますね。

ツンツルテンになったRE-11
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ポタ前にRX3を積んだままタイヤ交換をするツワモノです
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BRIDGESTONE POTENZA RE-71R REAR:225/45R16
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