週末は天気が良く気温も高かったので絶好の紅葉ポタ日和。
今回は以前から行ってみたかった奥多摩にある「奥多摩むかしみち」を辿って紅葉を眺めながら走ってみることに。。。

とりあえず「奥多摩むかしみち」の入口となる奥多摩駅まで吉野街道をひたすら走ります。横着者なので御嶽付近まで車で行っちゃおうかとも思ったのですが、紅葉の時期なので帰りの渋滞を考えて車を使わないことに。
奥多摩駅で一休みをしてから、奥多摩駅の先にある国道411号の氷川大橋を渡るとすぐに「奥多摩むかしみち」入口の標識があります。
そもそも「奥多摩むかしみち」って何?ってことなんですが、奥多摩駅から奥多摩湖まで続く旧青梅街道のことで、途中に滝や神社、吊橋など沢山の見どころがある約9kmの人気のある散策コースなのです。

標識のある道を入ってすぐに左に曲がると羽黒坂。見上げるような激坂のためスタートからRX3を押して登ります。しばらく進むと道が狭くなって未舗装路に。ハイカーの方もいて前日の雨と落葉のため路面が良くありませんので、ここもRX3を押して進みます。
少し開けた場所には廃線となった線路跡。これは奥多摩湖の小河内ダム建設時に使われた資材運搬用の水根貨物線跡。廃線沿いの紅葉が綺麗で何とも言えない雰囲気があっていいですねぇ。

お地蔵さんの前を過ぎると舗装路に合流。やっとここから本格的に走って進むとができます。
しばらく林道を走ると檜村集落。この先は階段になるので一旦国道に出て迂回し、檜村橋の手前から再びむかしみちに入ります。ここからの道は広くて多摩川沿いを走るのですが色付いた山が綺麗に見える景色の良い道です。
のんびりと進むと境の集落に到着。上を見上げると水根貨物線の鉄橋が見えます。ここからの景色はテレビでも紹介される有名な場所ですね。

吉野街道で奥多摩駅を目指します
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奥多摩駅
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最初の難関 羽黒坂
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道が狭くなって未舗装路に
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水根貨物線跡の紅葉
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お地蔵さん
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やっと舗装路を走って進みます
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一旦国道に出て迂回します
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檜村橋の手前から再びむかしみちに
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色付いた山が綺麗に見える景色の良い道
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不動の上滝
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山裾沿いを走ります
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境の集落から見える水根貨物線の鉄橋
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さらに進むとまたしても未舗装路に。少しぬかるみがありますが特に問題なく走れます。
林の中を進むと白髭神社。石段を登ると鳥居があって、その先の御神木らしき間を抜けると拝殿。拝殿の脇は石灰岩の切り立った断層面が露出したもので東京都の天然記念物だそうです。

ここから先には細かい見どころスポットがあるのですが、あまりにも多いので興味のあるものだけ写真を撮って進みます。ちなみにどんなスポットかといいますと、弁慶の腕ぬき岩、耳神様、いろは楓の巨樹、惣岳の成田不動尊、がんどうの馬頭様、しだくら橋、縁むすび地蔵尊、馬の水飲み場などなど。

弁慶の腕ぬき岩は約3mほどの岩で左下に穴が空いているのですが、これは怪力の弁慶がぶち抜いたんじゃないかという説が語り継がれたもの。あくまで想像の話しなんで実際のところ弁慶は全く関係ないんじゃないかと。
少し進むとこの時期目を引くいろは楓の巨樹。推定樹齢は約200年の山もみじの一種でハッとするような見事な紅葉です。

趣のある民家を越えて進むと惣岳渓谷。谷側の景色は見応えのある紅葉が続きます。
惣岳の成田不動尊を越えて、さらに進むとしだくら橋。吊橋なんですが3人以上で渡るなとあります。橋から見る紅葉は凄そうなのですが、高所恐怖症の私は橋を見るだけで十分満足です。←さらに揺れにも弱い

ここから先は紅葉尽くし。紅葉と渓谷の絶景が続き今回一番の紅葉スポットとなります。何度も止まっては写真を撮っているのでなかなか先に進みませんが、本来ならばゆっくりと歩きながら鑑賞するのが良いのでしょうね。
紅葉の最終地点?は西久保の見晴らし広場。天気は曇りになってしまいましたが気温も高かったので、大勢のハイカーの方がここでランチを楽しんでいました。

さらに進みます
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またしても未舗装路
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白髭神社 鳥居
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白髭神社
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拝殿の脇は石灰岩の切り立った断層面
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銀杏の落葉の中を進みます
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弁慶の腕ぬき岩
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その穴
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一際目を引くいろは楓の紅葉
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民家の間を抜けます
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軒下には里芋
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さらに進みます
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惣岳渓谷は見事な紅葉が続きます
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惣岳の成田不動尊
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さらに紅葉の中を進みます
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しだくら橋
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紅葉と渓谷の絶景が続きます
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西久保の見晴らし広場
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西久保の見晴らし広場から奥多摩むかしみちは階段となるので、またしても迂回コースを走ります。中山橋を越えてすぐに左折して坂を登り、中山トンネル手前から古い道に入ります。
ここからの道は中山トンネルの上を越えるのでかなりキツイ登り。中山の集落からの景色は絶景で奥多摩むかしみちと合流となります。

ここから先が超鬼門。。。
ネットで事前に調べてはいたのですが、ここから先の道は異常に細くなります。どのくらいかといいますと幅1m程度って感じでしょうか。本当にこの道を進んでいいのかと躊躇するほどです。
谷側には転落防止の柵があって前日の雨で道は悪いし、明らかに歩くことしか許されないような道に自転車を引いて進む自分はかなり場違いでヤバイ。あまりにも不自然な状況に周りのハイカーからは、どうしちゃったの?道に迷ったの?という視線がビシバシ。。。
途中で奥多摩湖の小河内ダムが見えるのですが、ここから先は足元には小石がゴロゴロしていて道幅はさらに狭くなって幅60cmほどに。。。人がすれ違うのも厳しいほどで笑えるけど笑えない状況となります。ブログネタとしては写真を撮りたいものですが、ハイカーの方に迷惑はかけられないし、自転車から手を離せるような状況でもなかったりします。。。

最後はキツイ登りでとどめは階段。何箇所かは自転車を担ぐ必要もあります。距離にして50〜100mほどでしょうか。逆方向からの自転車は絶対にムリですね。
そして多くの困難と迷惑をかけて青目立不動尊の休み処に到着。場違いの道から開放されて一気に緊張が解けます。早くこの場から去りたかったので青目立不動尊からの景色を撮り忘れちゃうほどでした。。。
ここで一般道と合流となり水根沢を下ると奥多摩むかしみちは終わりとなります。

中山の集落へ向かいます
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かなりキツイ登りが続きます
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そして中山の集落に到着
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ここから鬼門の道へ
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道幅は1mほど
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奥多摩湖の小河内ダムがチラリと見えます
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道幅は60cmほどまで狭くなります
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一般道と合流
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水根沢の紅葉も綺麗です
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奥多摩湖で一休みをして後は帰るだけ。今回は青梅街道で奥多摩駅まで戻り行きと同じ吉野街道で帰ります。
お昼は吉野街道沿いにある「手打ちうどん さぬき」。以前から目をつけていたうどん屋さんで、今回初となります。注文したのは肉つけうどん。
うどんは滑らかな食感で美味いですね。つけ汁は熱々で味は薄過ぎず濃過ぎずちょうどいい感じ。肉汁の旨味もあって残ったつけ汁も美味しくいただきました。

奥多摩湖
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小河内ダム
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青梅街道で奥多摩駅まで戻ります
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手打ちうどん さぬき
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肉つけうどん
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今回は奥多摩むかしみちを巡って紅葉ポタを楽しんだのですが、やはり最後の激細の道は自転車を押してでも行くべき道ではないですね。変な緊張感もあって楽しかったといえば楽しかったのですが、ハイカーの迷惑になるのでお勧めはしません。
素直に西久保の見晴台から青梅街道に入って、奥多摩湖から水根沢を経由して青目立不動尊の休み処で終了がいいんじゃないでしょうか。

本日の走行距離は65km。

本日のコース