MR2のステアリングセンターが微妙にズレていたので微調整することにしました。
そもそも最初にステアリングセンターがズレたのは初めてアライメント調整をした時。この時点でステアリングはMOMOのギブリ3に交換していたのですが、ステアリングボスの1コマずらしでは真っすぐに調整できず、仕方ないのでステアリングボスとステアリングの間に1cmの角度微調整スペーサーを入れて調整していました。
ちなみにステアリンボスの1コマの角度は11度とか。角度微調整スペーサーを使うと9度以下の微調整ができます。

最初にステアリングセンターを調整してから何十年も気にしていませんでしたが、長い間に足回りを取り外したりアライメントを調整し直したりしていたので微妙にズレが出でいたようです。
角度にして2〜3度なのですが一旦気になり始めるともの凄く気になってくるもので、精神衛生上よろしくないので再びステアリングセンターを微調整することに。

作業は簡単だと思ったのですが、以前に調整した状態をよく見ると微調整スペーサーの角度は左にマックスの9度で固定されていました。ここから更に左に2〜3度ずらす必要があるということは、一旦ステアリンボスを外して1コマ左にズラしてから、微調整スペーサーを右に数度ほど戻す必要があります。
ステアリングボスまで外すとなると、最初から調整し直しになるので結構面倒くさいんですよね。

作業は最初にステアリングをロックさせてからセンターパッドを外し、センターナットをクロスレンチの19mmで緩めます。この時にセンターナットを完全に外すのではなく少し緩めるだけ。
ステアリングをしっかりと握って上下左右に揺らしながら前に引っ張ってステアリングボスを引き出します。センターナットを完全に外してしまうとステアリングで顔面を強打することになりますので注意です。
ステアリングハブを引き出したらセンターナットを完全に取り外してステアリングハブを完全に外します。あとはステアリングハブを1コマずらして挿入してセンターナットを再び締め付けます。

さらに微調整スペーサーを調整するためにステアリングを固定しているネジを六角レンチで取り外します。剥き出しになった微調整スペーサーの上部に位置決めのマーキングをしてから微調整スペーサーの固定ネジを緩めて角度を調整。
あとはステアリングを取り付ければ作業は完了。っと行きたいものですが、この後は実走行テスト。真っすぐな道でステアリングセンターを確認して、しっくりとするまで何度も角度調整を続けます。その度にステアリングを外したり付けたりするのでホント面倒くさい作業なんですよねぇ。

角度微調整スペーサー
PB270057

PB270060

センターナットをクロスレンチの19mmで緩めます
PC040022

位置決めのマーキングをしてから角度を微調整します
PB280018

真っすぐになるまで何度もステアリングを外して角度調整を続けます
PC040033