タイヤは昔からBRIDGESTONE(ブリヂストン)のフラッグシップタイヤであるPOTENZA(ポテンザ)信者で、MR2も純正のPOTENZA RE020からRE711、RE-01、現在は最新型のPOTENZA RE-11を履いています。
常に全開走行をしている訳ではありませんが、絶対的なグリップが高い高性能タイヤのほうが安全マージンが高いと思っています。
RE-11の特徴は、タイヤの断面形状がIN側とOUT側で異なる専用の左右非対称形状を採用しており、タイヤにはIN側とOUT側の指定があります。
この左右非対称形状、IN側は接地圧が逃げにくいラウンド形状で、OUT側はタイヤの倒れ込みを防ぐために、かなり切り立ったスクエアな形状を採用しています。技術レポートでの説明だと、コーナリング時にタイヤの上部がOUT側に変形し、ポジティブキャンバーが発生していたのを抑制する効果があるらしい。
また、今までのREシリーズの特徴でもあった左右対称のトレッドパターンも左右非対称に変更されています。
ワイドなセンターリブが2対になり、OUT側のセンターリブとショルダーブロックにはジグザグ状の溝があり、コーナリング時の接地圧を均一化させるシームレスステルスパターンにより、ブロック剛性を高める構造になっているそうです。
これによりトレッドデザインは、今までのREシリーズとはかなり違う雰囲気です。
RE-01と比べて最初に感じるのは、乗り心地がマイルドで静かであること。
ハイグリップタイヤは剛性とのトレードオフで、乗り心地についてはある程度の我慢を強いられてきましたが、左右非対称形状によるものなのか、硬さの角が取れてしなやかな印象です。これには少しビックリ。
またロードノイズもかなり抑えられいるので、RE-01と比べて精神的な疲れが少ない運転しやすいタイヤです。
フロントの切り始めのレスポンスはRE-01と変わりありませんが、その後のグリップの立ち上がりが早く、大きく切り込んだ時の接地感も高くグリップが抜けず剛性感が高く感じます。若干イン側に入り込む感じがあり踏ん張りが効くので、プッシングアンダーが少し解消されるようです。
唯一の欠点は値段が高いということ。これは安全料として仕方のないことですが。。。