2013年07月
しょーもないタイトルですみません。
土曜日は北杜(ほくと)市のある山梨県に遠征に行ってきました。
そもそも北杜市って何処よって話しなんですが、山梨県の最北端にあって、観光地として知られているのは八ヶ岳や清里に小淵沢などの高原リゾート。地名は良く知っているのですが、これが全部北杜市だったとは知りませんでした。いつの間にやら合併してたんですね。
で、なぜ北杜市なのかってことですが、これまたWebの写真から見つけた「べるが通り」。白州にあるのですが、南アルプスに向かって一直線に伸びる道に惚れました。それから北杜市を調べてみると、北杜市観光協会のブログが(・∀・)イイ!!
ブログには北杜市の自然がいっぱい紹介されていて、景色の写真を見ているだけで北杜市に行きたくなっちゃいました。
前日までの天気予報は朝から晴れ。当日の出かける前には10時頃から晴れに変っていたのですが、現地入りしてみると結構曇ってます。
スタート地点は、いつもの「道の駅はくしゅう」。べるが通りは目と鼻の先なので最初にご対面です。
べるが通りは白州中学校の裏から伸びる1.3kmほどの一直線の道で、正面には南アルプス、左右には田んぼという私好みの風景です。あいにくの曇り空ですが、ホント景色のいいところですねぇ。
白州と言えば名水。日本名水百選に認定されている場所です。ちなみに北杜市には、他に八ヶ岳南麓高原湧水群と金峰山・瑞牆山源流が認定されていて、日本一の名水の里なのです。
なので、有名なサントリー白州蒸溜所に向かいます。
北杜市は南から北に向かって標高が高くなっているので、坂道を覚悟していたのですが、さほどキツい坂道ではありませんね。途中シャトレーゼの工場もあるので、覗いてみたのですが、ここの工場見学は完全予約制で、フラっときて、アイスでも食べてやろうなんて方は入ることはできませんでした。←私のことです
そしてサントリー白州蒸溜所に到着。
私は非常に酒飲みなのですが、たまにハイボールを飲む程度で、ウイスキーはほとんど飲まない酒飲みなのです。しかし、ウイスキーを飲まなくても酒飲みとしては興味がありますので、受付を済ませて敷地内に入ります。もちろん時間もなく工場見学をするつもりはないので、博物館を覗いてきました。
まぁ正直いって、工場見学をしてお酒の試飲をしないと、あまり楽しい場所じゃありませんけども。
サントリー白州蒸溜所前の甲斐駒ケ岳広域農道を進んで国道20号を渡ると、ぐるっと廻るループ橋(すずらん大橋)が見えてきます。一気に登る割には立ち漕ぎするほどではなくて、ちょっと安心。眼下には田んぼが広がっていて、この橋の上からの景色もいいですねぇ。
ループ橋を渡って小淵沢に向かうのですが、次もループ繋がりで、撮り鉄の人気スポットである小海線の大ループへ。この大きいカーブができたのは、小海線の建設中に中央線との接続駅が変更になったからだとか。
南アルプスを背景にググーッと電車が回り込んでくる姿は、撮り鉄でなくとも写真を撮りたくなる気持ちが分かります。電車を待つ余裕はないので、早々に引き上げてお昼の場所を探します。
途中にあった焼き肉屋に惹かれつつ、またしても蕎麦屋。。。「そばきり祥香」へ。
ちゃんとした蕎麦屋なんですがカフェ風のお店で、メインの蕎麦とうどん以外に一品物が充実しています。リゾート地だからなんでしょうかねぇ。しかもオープンテラスがあったので、外で蕎麦を食べることに。
ぶっかけの、かき揚げおろしそばを頼んだですが結構旨い!蕎麦も美味しいのですが、かき揚げも旨い。。。
単品のにしんの煮付けにも惹かれたのですが、これは今度来た時にざるそばと一緒に注文しよう!と思うのでした。
ここからは後半戦になるのですが、いつまでたっても晴れません。どちらかというと薄暗くなってきて、雨が降りそうな雲行きです。
ひらすら東に向かって走っていると、ポツリポツリと雨が。。。そしてザーザー降りに。山道で雨宿りする場所が無かったので、県道まで走って雨宿りです。
天気予報の嘘つきー!
雨は止みつつあったのですが、ズブ濡れになって戦意喪失。。。ここから最短コースに切り替えて帰ろうかと思いながら走っていると、途中に雨上がりの棚田が広がっていました。しかも先が見えないぐらい続いているんですけども。。。
雨に負けて、本来のコースを切り替えて最短コースで逃げる負け犬になるか、このまま当初のコースを走るか、それともコースを外れて先の見えない棚田を下ってみるか。。。
すでに雨でズブ濡れになっていますし、このまま帰っても楽しくないし、直感で見つけた棚田の景色を最後まで見たくなって、本来のコースを外れて目先の棚田をひたすら下ることに。
これが今回の最高の景色に出会うことになりました。ひたすら下っても下っても続く棚田。あぁ幸せです。。。雨上がりの田んぼの脇道を下っていますので、泥はねでパンツも上着もドロだらけになっていますが、そんなことは些細なことです。
長い長い棚田を下り切って、一旦普通の道を走って中央高速をくぐると、またしても棚田が広がってます。。。これは行くっきゃありませんよ。ひたすら自分の欲望にまかせて、棚田の景色を見ながら下りまくりました。
2つの棚田の総延長は、5kmぐらいあるのではないでしょうか。ホント至福の時間でした。。。
そしてオオムラサキ自然公園を超えて、やっと下界に到着。
国道20号を超えて、べるが通りまで田園風景の中を走るのですが、淡々と微妙な坂道が続くので意外に堪えますねぇ。本来ならば、戻ってきた頃には晴れているべるが通りが見れると思ったのですが、相変わらずの曇り空のままでした。
今回は、珍しく天気予報が大ハズレ。晴れ間はほとんど見えず、終いにゃ大雨に降られたりしたのですが、雨上がりに田んぼの神様が降臨してきて、素晴らしい棚田の景色に導びかれて走ることができました。
雨上がりの棚田の景色も貴重な経験となったのですが、やっぱり晴れの日に、この棚田も下ってみたいので、いずれリベンジですね。
今回のコースデータは、途中で停止ボタンを押してしまったので2つに割れてしまいました。さらに途中からアプリエラーとなりGPS信号を受信できなくなり、絶景の棚田ポイント2からは記憶をもとに地図データを手書きしましたので、細かい部分が間違っているかもです。
本日の走行距離は62km。
本日のコース
より大きな地図で 北杜の県を行く を表示
GWは、Webで見つけた山と渓谷社の埼玉・千葉自転車散歩に掲載されているコースである、東松山と嵐山を走ったのですが、どちらも景色が良くて、埼玉県、特に比企群付近の里山風景が非常に気に入りました。
こんなに良いコースが掲載されているのならばと、本屋で探したら売っていたので「新版 埼玉・千葉 自転散歩」を購入しました。購入したのは新版となっていて、前の初版?とコースの名称が違うので、単なる改訂版ではなく、新しいコースが紹介されているようです。
コースは全部で29コース。埼玉県は15コースが紹介されています。他のコース紹介本は片道が多いのですが、この本のコースはほとんどが周回コース。しかも坂道が少ないような気がします。←ここ大事
また、距離は30〜50kmが多いので、私にはちょうど良いコースとなりそうです。
埼玉県は隣の県なので、渋滞を気にせず気軽に遠征に出かけられるのがいいですよね。夏の長野遠征前の遠征場所として、また、夏の長野方面が天気が悪い場合の、サブ遠征場所として利用したいと思います。
このままコースをパクって紹介するのも何なので、このコースを参考に自分なりの(適当な)コースにして走りたいと思います。
以前に紹介した、「HASSY流ポタリングコースの決め方」からすると、安易で邪道なような気もしますが、楽して良い景色の中を走れるならば、これはありってことで。。。