RX3の改造は行くところまで行ってしまったのですが、唯一手を付けていない箇所があったりします。それはどこかといいますとサドルです。
純正のサドルはお尻にフィットしていて、今までお尻が痛くなったことがないので交換する必要性は無いのですが、ネットでサドルを見ていたら偶然にもfabric(ファブリック)のサドルを発見。シンプルでスタイリッシュなデザインに惚れてしまったので交換してみることにしました。←またしても見た目かよ
購入したのはfabricのScoop Radius Elite(スクープ ラディウス エリート)。
fabricは2014年に誕生。2015年から国内展開が始まったイギリス発の新しいサイクルパーツブランドで、シンプルでスタイリッシュなデザインもさることながら、接着剤やステーブルを使わない工法を採用するなど、最先端で革新的な製品造りをしているブランドです。
フラッグシップであるフルカーボンモデルのALM ULTIMATEにいたっては3Dプリント技術(Additve Layer Manufacturing)を使った工法で製造されていたりと凄いのですが、全ての製品に共通するシンプルで無駄のない美しいデザインはapple製品を彷彿させます。
Scoopはアッパー、ベース、レールの3つのパーツだけで構成されていて、ベース素材は繊維で補強された柔軟性のあるナイロン製。
後部は硬く中央部分はしなるように設計されていて、これに低密度で柔らかく軽いポリウレタンのアッパーを真空装着した快適性に優れた軽量なサドルとなっています。しかもクロモリのレールは微妙なカーブを持たせることで衝撃吸収を追求しているそうです。
アッパーの表面はしっとりとした質感のマイクロファイバーで、適度なグリップ性があって滑りにくく汚れも簡単に洗い落とすことができるのがいいですね。
サドルの座面形状は乗り方に合わせて3種類が設定されています。
前傾が強い姿勢なら FLAT、中庸な姿勢ならSHALLOW、上体を起こした姿勢ならRADIUS。それぞれの姿勢に最適化された形状とパッド厚に加え、しなる位置も変更しているこだわりようです。
サイズは282×142mmで重量は256g。RX3の純正サドルは400gだったので144gの軽量化となりました。
RADIUSのカラーはアッパーとベースの組み合わせで7色もラインナップされています。3つのパーツだけで構成されているからこそできるカラーバリエーションの豊富さもfabricの特徴ですね。もちろんRX3のブルーメタリックのフレームに合うWHT/BLKを選択しました。
座った感じは純正のサドルよりもクッションは硬めでギュッと引き締まった感じ。分かってはいましたが路面からの振動はダイレクト感が強く、明らかに快適性は落ちました。。。
サドルの後部分が凹形状になっているのですが特に違和感はなく、純正よりもスリムな形状なので内股の擦れが少なくなってペダリングはし易くなりました。
20〜40kmほどの走行を何度かこなしてみましたが、少しお尻が痛く感じる程度でツライってことはありません。それよりも路面の振動がダイレクトにお尻と腰に響くなぁって感じです。
クロスバイクなのに格好良さを優先して快適性を犠牲にするのもいかがなものかと思いますが、しばらくはお尻がサドルに馴染むか様子を見ることにします。
今回はScoopを購入したのですが、エアスプリング構造をもつコンフォートモデルのCellも欲しかったりします。。。
fabric Scoop Radius Elite WHT/BLK